男性不妊が原因で不妊治療を行い、最終的に顕微授精で娘を授かった私たち夫婦の「不妊治療体験記」第22話
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不妊治療してまで子供が欲しい理由とは?


両親への報告を終えて不妊治療へ進むにあたり、改めて子供が欲しい理由を考えてみました。
理由の一つは「実父に孫を抱かせてやりたい」からでした。

【不妊治療体験記20】孫が欲しすぎた父の起こした行動」でも書いていますが、実父が孫を切望する気持ちは独身時代から感じまくっていました。
父の墓前で「お父さん、やっと孫が生まれたよ・・・。生きている間に孫を抱かせてやりたかった・・」なんて泣いて報告している姿をわりと真剣に思い浮かべたりしていました。

独身時代はそんな父の孫への想いをすごく感じていましたが、結婚したとたんにそんな孫アピールを感じなくなりました。
そういえば結婚してから「孫はまだか」という言葉を実両親から一度も聞いたことがありません。
新しい家族を築いた子供の家庭へは介入しない。
そんな実両親のポリシーみたいなものを感じると同時に、うちの実両親はできた両親だったなあと改めて思います。

二つ目の理由ですが、いわゆる御家断絶。
まあ、私が子供を産んでも長男である兄が子供を作らない限り実家の名前は絶えるんですけどね。
でも「血」は繋がっていくじゃないですか。

自分の実家の血を後世に伝えていきたいという思いも少なからずありました。

でも治療をしてまで子供が欲しかった最大の理由はやっぱりアレですね。

続きます。