男性不妊が原因で不妊治療を行い、最終的に顕微授精で娘を授かった私たち夫婦の「不妊治療体験記」第20話

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不妊を告げられ絶句した実父と実母。
特にずっと孫が欲しくてほしくて仕方がなかった実父の気持ちを考えると胸が痛くなりました。

というのも実父は孫が欲しすぎるあまり数々の逸話を持つ男だったのです。
そんな実父の話を少し。

不妊治療20_480

孫が欲しすぎて起こした実父の問題行動の数々。


父は昔から子供好きで私のこともそれはそれは目に入れても痛くないほどかわいがってくれたものでした。そんな父が孫欲しさに問題行動を起こし始めたのは私が20代に足を踏み入れた頃。

まだまだ結婚なんて考えられず、それどころか彼氏すらいなかった私へ執拗に「孫」アピール。

大泉逸郎さんの孫って曲ご存知ですか?
当時大流行したんですよね。

なんでこんなにかわいいのかよ
孫という名の宝物


という詞から始まるこの曲。孫が欲しくてたまらなかった実父は毎日繰り返し聞いていました。
▼これ▼



続きます。

ハンディカムのパンフレット山盛り事件も実際にあった話です。

いや、孫が生まれるの何年も後じゃん?
この日進月歩の時代、そのころもっといいのいっぱい出てるじゃん?

と、当時実父をなだめた記憶があります。

そして他人の子供の尾行事件。
ここでは私になっていますが、実際止めたのは母でした。

「お父さんが犯罪者になっちゃう!!」

って半分笑いながら電話が来ました。
いや、この時代笑い事じゃねーべ?

父の話もう少し続きます。